こんな詩を書いてみた

2015年07月10日

ソフィア、ひさしぶりだね
元気にしてるかい?
あのころ、ぼくたちは若かった
あれからもう、二十年にもなるね
再婚したと聞いたけど、落ち着いた生活をしてるかい?
いつでも、君のことは気にかけてるよ

若くて深い瞳をしてたころのソフィアの
映像しかぼくには浮かばない
素敵なおばぁちゃんになれそうかい?
ぼくの髪の毛は白くなってきたのに
ぼくの心はいまだに我儘な若造のままだ
こどもたちはいつまでもぼくの中では
こどもたちのままだ

桜吹雪の中をよく二人で駆け抜けたね
あの満開の桜を見せてくれた公園は今でもあるのかい?
小船で川くだりをしてたあの川は
今でも清らかに流れているのだろうか?
あのころ、ぼくたちは若かったね
いっしょに年をとることはできなっかったけど
素敵に年を重ねていくソフィアであることを願ってるよ

ぼくのことは大丈夫さ心配いらない
相変わらず酒を呑みながら本を読み続けてる
そう、世間的な意味での成長はないかもね
でも、空も風も海も月もいつでもぼくを慰めてくれる
そうだね、ソフィアが惚れながら変わることを望まれた
ぼくはどこに行くのかわからないぼくのままだ

ソフィアがあの深い瞳のまま
素敵なおばぁちゃんになれることを願ってるよ
花ひらの舞い落ちた盃を手に二人でいつか静かに呑みたいね
ぼくはふたりの写真を一枚も手元に持ってないけど
桜吹雪の中を駆け抜け、シャッターを押したら
あのころのぼくたちの姿が写るかな
ぼくは今、あの公園から随分遠く離れて話しかけてるんだよ



tsuchi│2015年07月10日 23:26 │コメント(0) │カテゴリ:
 
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