ドキュメンタリー映画 「ゆんたんざ沖縄」 上映します

2012年08月24日

また、たった一人のリクエストでゆんたんざ沖縄を上映する。

8月30日(木)18時~
Gallery にて
入場無料

映画「ゆんたんざ沖縄」(西山正啓監督)
 1986年に完成した「チビチリガマ世代を結ぶ平和の像」製作過程と、「日の丸」掲揚の強制に揺れる読谷高校の卒業式を同時に追った、
沖縄海邦国体前夜の激動する沖縄を記録したドュメンタリー。


スクリーンの中で、残波大獅子太鼓の大太鼓を打ち続ける、若い娘の身体がしなやかに力強く踊る。
ぼくの大好きなラストシーンだ。


1986~87年、沖縄での初めての国体に喜び勇む人々。
そして戦後わずか40年あまり、復帰14年で、性懲りも無く沖縄に皇国思想を押し付けようとする日本政府。
沖縄初の国体に天皇来沖の予定が組まれ、それに伴い、日の丸の掲揚と君が代の斉唱が、小・中・高校に強制されていく。


剣ではなく、魂を持った肉体と文化創造で立ち向かう、読谷の人々。

(基地の中にそんなもの作れるわけがないと言われながら)
米軍基地の中に国体ソフトボール大会の会場となる運動公園を作る快挙。

悲惨な集団強制死のあったチビチリガマに、彫刻家金城実を中心に
「世代をつなぐ平和の像」をみんなで力を合わせ作り上げていく遺族の人々。

高校の卒業式に日の丸を揚げないでくれと、粘り強く校長に交渉し続ける父兄たち。
無理やり掲揚された日の丸を奪い、溝につけグチャグチャにして、道路に投げ捨てた高校2年の女生徒。

村役場の一職員である新垣武常を中心に、和太鼓演奏にエネルギーを集約し、残波大獅子太鼓という独特な音楽を作り出していく若者たち。

ゆんたんざ(読谷山)は抑圧の中で熱く燃えている。

「ゆんたんざ沖縄」はそんなエネルギーをドキュメンタリーで描いた超傑作だ。



tsuchi│2012年08月24日 16:19 │コメント(1)
この記事へのコメント
こんな映画が野放しになってるなんて日本は自由でいいですなあ。
Posted by 国旗をねえ・・・ at 2012年08月30日 16:27
 
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