映画と語り(沖縄ー那覇ー読谷)いい夜でした

2009年09月25日

たった一人のリクエストで「ゆんたんざ沖縄」を再上映。
始めてみると11人の観客がスクリーンの前に座ってた。

朝から村議会に出、それが終わるや、8時ころまで残波ロイヤルホテルでの公演。
忙しい中、おなかをすかせたまま、知花昌一さんが Gallery「土」にかけつけてくれた。

スクリーンの中で、残波大獅子太鼓の大太鼓を打ち続ける、若い娘の身体がしなやかに力強く踊る。
ぼくの大好きなラストシーンだ。


1986~87年、沖縄での初めての国体に喜び勇む人々。
そして戦後わずか40年あまり、復帰14年で、性懲りも無く沖縄に皇国思想を押し付けようとする日本政府。
沖縄初の国体に天皇来沖の予定が組まれ、それに伴い、日の丸の掲揚と君が代の斉唱が、小・中・高校に強制されていく。
米軍と、沖縄を日本だと思っていない?日本政府に翻弄され続ける、沖縄。


剣ではなく、魂を持った肉体と文化創造で立ち向かう、読谷の人々。

米軍基地の中に(基地の中にそんなもの作れるわけがないと言われながら)国体ソフトボール大会の会場となる運動公園を作る快挙。

悲惨な集団強制死のあったチビチリガマに、彫刻家金城実を中心に「世代をつなぐ平和の像」をみんなで力を合わせ作り上げていく遺族の人々。

高校の卒業式に日の丸を揚げないでくれと、粘り強く校長に交渉し続ける父兄たち。
無理やり掲揚された日の丸を奪い、溝につけグチャグチャにして、道路に投げ捨てた高校2年の女生徒。

村役場の一職員である新垣武常を中心に、和太鼓演奏にエネルギーを集約し、残波大獅子太鼓という独特な音楽を作り出していく若者たち。

ゆんたんざ(読谷山)は抑圧の中で熱く燃えている。

「ゆんたんざ沖縄」はそんなエネルギーをドキュメンタリーで描いた超傑作だ。


いつも、その中心にいた知花昌一。
映画が終わると彼はその時代のことをやさしく淡々と語り、今と未来につなげていく。

沖縄タイムスや琉球新報に過激派と全く見当違いな報道をされた「日の丸焼き捨て事件」
その事件によって読谷高校卒業生の就職が難しくなったと、やらせの報道を流したN H K 。

この映画を観、昌一さんの話を聞いていくと、隠された本当のことは何なのか、みんなが解っていくはず。


また、やるよ~「ゆんたんざ沖縄」上映会!



※2007年07月03日にMiXiで知花昌一さんのことを書いた。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=485704294&owner_id=5321810
MiXiを読めない人で、もし希望があれば、この日記を別の形でお見せします。

今回、写真も撮ったので、アップしようとしたが、うまくいかず、断念。
機械音痴のーごうーでした。



tsuchi│2009年09月25日 14:24 │コメント(2)
この記事へのコメント
ごうさんの書いた知花さんのこと、下記で、ちょっと読めますよん。
http://lince.jp/hito/hirumanotuti.html
Posted by mui(pam) at 2009年09月27日 00:52
muiさん
昼のちっさいオッサンです。
ご無沙汰しております。
ごうさんは、読谷~那覇の往復でバタバタしてるか、
呑み過ぎてますが元気です。
2Fでイベント企画も是非宜しくお願い致します。

また、昼のランチ&カフェは10月からお休みすることとなりました。
私事ですが実家の福岡に戻ることになりました。
でもmuiさんの来沖の際には、
ごうさんが臨機応変に店を開けますので、
宜しくお願い致します。
ありがとうございました。
Posted by tsuchitsuchi at 2009年09月29日 22:23
 
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