とっさに出た丁寧語 【続 カルピスとBar土のお客さま】
2009年03月23日
3月12日のブログで紹介した少女の続編です。
お客様にカルピスと称して牛乳の水割りを出した少女。
それから数年が過ぎ、中学生になった彼女は、
セクシーな大人の階段を昇るシンデレラです。
ある日の事、学校に筆箱を持っていくのを忘れてしまいました。
鉛筆は、仲の良い友達に借りる事ができましたが、
消しゴムだけは、誰からも借りる事ができません。
1時間目の授業が始まりました。
先生の言っている事、黒板に書いている事をノートに書き写します。
でも書き間違いをしてしまい、どうしても消しゴムが必要になってしまいました。
満を持して、隣の席の男子生徒に借りる事を決心しました。
その時、彼女は授業中だし、迷惑を掛けるから丁寧な言葉を使うように心がけ
「誠に申し訳ないのですが、消しゴムを貸して頂けますでしょうか?」
とお願いしました。
すると男子生徒は、優しく「いいよ」と言って消しゴムを貸してくれるのでした。
そんな日に限って間違いが多く、
消しゴムを借りるたびに丁寧に丁寧に隣の彼にお願いをします。
さらに律儀な彼女は「同じ言葉では丁寧さがないのでは?」と考え、
借りるたびに言葉を変えていたのです。
消しゴムを借りるのが十度目を過ぎようとした時、
さすがの彼女ももう丁寧な言葉が思いつきません。
「早く借りなければ黒板を消されてしまう。どうしよう。でも言葉が・・・」
<貸してください>を丁寧に言うには、御を付ければ何とかなる。
あせった彼女の口から出てきた丁寧語。
「お貸してください」
お後がよろしいようで・・・。
お客様にカルピスと称して牛乳の水割りを出した少女。
それから数年が過ぎ、中学生になった彼女は、
セクシーな大人の階段を昇るシンデレラです。
ある日の事、学校に筆箱を持っていくのを忘れてしまいました。
鉛筆は、仲の良い友達に借りる事ができましたが、
消しゴムだけは、誰からも借りる事ができません。
1時間目の授業が始まりました。
先生の言っている事、黒板に書いている事をノートに書き写します。
でも書き間違いをしてしまい、どうしても消しゴムが必要になってしまいました。
満を持して、隣の席の男子生徒に借りる事を決心しました。
その時、彼女は授業中だし、迷惑を掛けるから丁寧な言葉を使うように心がけ
「誠に申し訳ないのですが、消しゴムを貸して頂けますでしょうか?」
とお願いしました。
すると男子生徒は、優しく「いいよ」と言って消しゴムを貸してくれるのでした。
そんな日に限って間違いが多く、
消しゴムを借りるたびに丁寧に丁寧に隣の彼にお願いをします。
さらに律儀な彼女は「同じ言葉では丁寧さがないのでは?」と考え、
借りるたびに言葉を変えていたのです。
消しゴムを借りるのが十度目を過ぎようとした時、
さすがの彼女ももう丁寧な言葉が思いつきません。
「早く借りなければ黒板を消されてしまう。どうしよう。でも言葉が・・・」
<貸してください>を丁寧に言うには、御を付ければ何とかなる。
あせった彼女の口から出てきた丁寧語。
「お貸してください」
お後がよろしいようで・・・。
tsuchi│2009年03月23日 21:24
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